3月(年度末)もいよいよ終わろうとしています。
月末処理に加えて決算&納税もこれでひと段落して、心の中も会社口座の残高もスッキリしました(苦笑)
今月はPorsche Club東京さんの広場トレーニングなどから始まり、JOY耐の開幕に向けての最終準備に明け暮れ、FSW広場+Rコースのプログラムやワンスマ一般の広場トレーニングもあり、プライベートでは息子たちの中学と小学校の卒業式、そしてS耐開幕戦があり、大人の自動車教習所2.0の2021年発展形の研修的開催があったり、McLaren ELVAの試乗会の第1クールがあったり、、、いつもの様に大変でした。
そんな合間に先日はTC2000で大人の自動車教習所2.0でも知名度アップしているHC SHARINGを使ってのTC2というVICICさん主催の参加型耐久レース方式イベントに参加してきました。
結果は2Litterクラスの車両が参加する2クラス(全部で30台の中、このクラスが最大勢力で12台参加)に4台2チーム(リレー方式の為)の車両で参戦してきました。
私はレースサポートという立場で携帯電話(LINE)でのドライバーやサポートスタッフとの連携をする監督的立場、ドライバーは大人の自動車教習所シリーズではお馴染みでワンスマでもインストラクターやスタッフをしてくれている山田選手と石森選手、そしてワンスマからも井上選手が参戦し、HC SHARINGプロジェクトのリーダーでもある太田君(選手)も加わってのラインナップとなりました。
こういった厳格な車両規定に基づいてないレースに参戦する場合はまずは車両の設定を確定するのが大変、今回は2021年の大人の自動車教習所の新企画の為に4台のSHARINGで使う86 & BRZをトムスさんでチューニングや仕様変更をして頂いての投入となり、時間がタイトな中で仕上げてくれたトムスさんにも感謝ですし、レース直前にFSWのショートコースで試走してのチェックを実施する事として、私と井上が2台づつ確認、ブレーキの焼入れやアライメント変更によるバランスチェック、ヨコハマタイヤのA050とAD08Rを使用するのでタイヤのグレードによっての違いなども確認。
この時に直前にトムスから仕上がってきた車両を最終チェック&現場サポートをしてくれたトランジットエンジニアリングさんにも、難しい状況下で最善を尽くしてくれたことに感謝です。
PRとして結果を出す為、そしてHC SHARINGのメンバーが今後レースイベントに参加して一緒に戦える育成の場になる為も兼ねてのAチームに山田選手(スタート)と太田君(選手)(後半担当)がA050を装着したNゼロレーシングベースの車両とAT車両ベースの86で(こちらに井上選手:スタート、後半:石森選手)、、、援護射撃のBチームとしてAD08Rを装着してAT車ベースの86と同じくAT車ベースのBRZで参戦。
予選は私はヘッドセットをしてTC2000と言えば【1ヘア外側のスタンドから】ですから、そこからコース上の30台の中でしっかりアタックが出来るようにスポッター役も兼ねての監督業。
予選も兼ねた1回目の走行でAチーム太田君車両にブレーキトラブルが発生。
(アタックドライバーだけでなく後半ドライバーも慣熟も兼ねて走っておく作戦にしておいて良かった)
そのトラブル解決も実は当日は現地には入れなかったトランジットさんが手を回しておいてくれて、知人のメカさんが対応してくれました(これも感謝)。
また、Aがクラス12台中2位(1分6秒台)、Bがクラス5位(1分9秒台)と順当な位置からスタートが決定。
車載映像を見て、トラブルの原因に太田君のABSを使いすぎるコーナー侵入が今年の冬のFuji-1GPに参戦時から症状としてあったので、パッドを万が一と思って用意して貰っていた中古のパッドに交換して、決勝スタートまでに山田選手に一般道で焼入れ走行の序章だけしておいてもらう事と、太田君も同乗させてブレーキの踏み方の”おさらい”講義も実施(笑)
スタートは順当でAチームはライバルと目された24号車の前に出て従えながら、ペースを落とすことが出来ない中でブレーキも労わり、燃費もランプがついて、ガス欠症状が出るまで引っ張ってくれた山田選手の殊勲の走り、BチームもAD08Rタイヤでも予選並みの10秒台を維持してポジションをキープしてくれた井上選手も流石の走り。
先に予定通り2時間の丁度真ん中の1時間経過でピットin、車両&ドライバー交代をしたBチームはブレーキがもう本当にギリギリだった(それだけ井上選手がタイヤのビハインドを走りでカバーしてくれていた)、後半の石森選手にはその点を伝えてペースを指示。
交換したとはいえブレーキに不安があるが路面はスタート時のWetからほぼドライになってくれて安全策でAD08Rを装着していた太田君(選手)の86はスタート後にチーム代表の佐野さんとも相談をしてA050に交換、1時間15分頑張って走ってくれた山田選手からライバルの24号車が先にピットに入った事を確認してバトンを受けて出走。
ピットでのロスがないようにサポートスタッフにも車両&ドライバー交代の導線の各所について貰って、誘導によってより迷わない様に、そして計測器の交換なども想定して万全の体制、それを全部が見渡せる多目的ルームの階段からヘッドセットで指示しながらの偉そうな澤(笑)
ここでAチームはトップで復帰、2位の24号車は後半のペースが上がらず、だったのでブレーキの心配もあったので同一周回ながらほぼ1LAP差なので15秒台までは落として大丈夫と太田君(選手)に指示、ブレーキの状態もレースに熱くなってホウレンソウ(報告相談連絡)が薄くなりがちな事を想定してこちらからちょこちょこASK(笑)、石森選手ドライブのBチームも4位で復帰後、良いペースで走行しポジションアップ、24号車も抜いて遂に1-2体制となりました。
あとはBチームが24号車に抜かれないタイム差を保ってブレーキと燃費を気にして残り15分という状態となったので、状況を伝え、ペースも指示し、周回遅れが来た時、順位を争っているけどクラス違いだからバトルは不要の車両も伝え、無事にゴールまで、、、となりました。
自分が走ってないからとても冷静(笑)、超嬉しい!!というよりは安堵というか、HS SHARINGのコンセプトや状況を理解したうえで最善のマネージメントが出来て、ドライバーと佐野さんに喜んでもらえたというのがポイント!
HC SHARINGが提唱する【若くてなかなか自分のクルマを所持できない人でも、レンタカーでも安全にサーキット走れて、レースもちゃんと練習すれば出れるチャンスあり!!】をどんどん具現化する為に、ワンスマとしてプロドライバーの派遣と練習の場や育成研修の場を設けて、クルマの状態管理面やレースマネージメント&サポートを実施、第二の太田君やそれに続く若い人材の育成をHC SHARINGさんと共にしていきます。
今後も今回のTC2、Fuji-1GP、他にもこういった形態のレースに出ていく予定ですし、JAF公式戦のあのレースにも参戦計画中。
(こういうイベントは走る側も楽しいけど、サポートする側も楽しいのです!それも伝えていきたい)
まずは耐久レースの走らせ方(ロードカーを使った場合は特にブレーキと燃費)、事前事後のメンテの大切さ、この辺も結果を出す為だけでなく、このHC SHARINGプロジェクトの安全で有益な進行の為にも常に考えて進めていかなくてはなりません!ね。
McLaren 試乗会運営挟んで、先々週はS耐でGT3ドライブ、先週はTC2で監督業、昨日はJOYFASTさん(20周年おめでとう!)との27回目になる広場トレーニングも運営、、、サーキットに纏わる色々な事をワンスマは商社的に出来る様になったな~と感が深い澤圭太でした。。。