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ニュース&コラム

2021.03.22

スーパー耐久は開幕戦、幸先よく2位スタート【意義深いレースでした】

スーパー耐久は開幕戦、幸先よく2位スタート【意義深いレースでした】

スーパー耐久シリーズ2021の開幕戦は総合でもクラスでも(ST-X)2位でした。

日曜日だけWetというコンディションで、急遽朝に設けられた15分のウォームアップ走行が肝でした。

ここでMcLaren 720S GT3のWetを知っている私がバランスチェック。
HANKOOKのRainタイヤを履くのは初って言うチームが多いのでコース上は”この15分が超大事っ!!”という殺伐とした空気でした(苦笑)

ここで温間とかタイヤの温まりとか計測1Lapだけだけど方向性みて、植松選手に交代、そのままの感触でグリッドについて、スタート担当をして貰いました。

タイヤの温め方と中盤以降のペースが秀逸で3位スタートからしっかり2位で帰って来て川端選手に交代した植松選手に殊勲賞!!

川端選手に交代後は雨脚は予報通り強くなり、至る所でハイドロ状態、ここでも死ぬ気でコース上に残ってくれてトップ奪還、SCラン中に交代するも1Lap早くSCラン中にDr交代を実施したD Station(アストン)に後れを取ってしまい25-40秒の差で混とんとした展開。

私も水の多い中で必死にペースを維持してましたがアストン(藤井選手)の方がペースは若干いい感じでジリジリと離される、ここでまた最終コーナー周辺でのスピンやコースアウト車両が続出で2度目のSCラン、、、藤井選手との差はSCのお陰で15秒を切るし、藤井選手はプラチナ枠だから合計120分以上は走れないルールの時間が迫っている。

ここでSCラン中に彼らが先にタイムリミットで交代をするか?そのままレース成立となる70%の時間(3時間半)で赤旗終了となるか?(その時点で3回ドライバー交代を含むPit-in義務のルールは無くなる)、どちらがどのタイミングで最後のピットに入るか?SCランが更に続いて777号車が先にDr交代でピットに入らなければいけなくなったら、こちらは自動的にトップになるし、その後に赤旗になればうちが勝てるっ!!

そんな状況でしたが、結局状況が変わるタイミングを待つことなく3時間半経過時点で赤旗、その後そのままレース成立で終了という事となってしまい、2位が確定となりました。

残念でしたし勝てる可能性があったのは、凄い事なんだけど、仕方ない、、、
興したばかりのJOINTチームで最初からこれだけのレースが戦えるのはきっと凄い事なんだろうな~の気持ちが強いし、こういう戦い続けていれば勝てる時が必ずある、チャンピオン争いも必ず出来る、、、そういうドライバーラインナップでありチーム力なんだと再確認しました。

これは開幕戦としては大きな収穫。

私も本格的なレースの実践の場は1年半ぶりになってしまいましたが大丈夫そう。
ちゃんと戦えてましたし、決勝も難しい環境下で落ち着いてちゃんと走れてました。

マシンもまだまだセットアップは改良の余地あるし、メンテナンスを依頼しているトランジットさん、McLaren Customer Racingの皆さんが必死にノントラブルで常に走れる様に高いレベルで管理をしてくれているし、First Garageさんも昨年日の目を見る事がなかったこの娘を託してくれて素晴らしいレースが出来る車両を提供してくださってます。

支援者の皆さんにも感謝です。
昨年からのスライド支援も、『今年は今年でやるよ!』支援も、皆嬉しいです。

今はコロナ禍で全てのゲストの皆さんをピットにお招きする事が難しい状況ですが、次のSUGOもFSW24hも、そして色々と整ってくるであろうシーズン後半戦も、まだまだある伸びしろを使って進化させていきますので、楽しみにしていてくださいねっ!!