今日はラウンジがFSWから袖森へ移設され暫定ライセンスでの走行も出来る様になったので、FSWと袖森の会員走行(スポーツ走行)の違いをご紹介したいと思います。
FISCOライセンス所持者で一定の条件を満たす方は当日のみ有効のワンスマ袖森”暫定”ライセンスを発給して袖森スポーツ走行が可能です。
(要予約、1日最大4名まで)
その日のコース状況次第ですが、ドラサポ実施の方はスポーツ走行のインターバルにその方のニーズにあった同乗走行なども可能な時があります。
コンパクトなサーキットでサーキットのコース運営サイドの方とも密に連携が取れるのはFSWとの大きな違いであり、大きなメリットなので、そういった点を活かしたパーソナルなトレーニングをするには良い環境です。
都心からアクセスもいいから朝早起きして半日2-3本走ってから午後は仕事へ、、、という事もし易いですからね。
さて、本題。
まずは基本概要:
走行時間は30分(FSWは20-30-40分などありますが)。
午前のみの日(毎時30分~00分まで)、午後のみの日(毎時00分~30分まで)、1日ずっと枠がある日などサーキットのHPで確認をしてサーキットに行きましょう。
(午後の枠は15:30が最終の時と16:30が最終の時があります)
走行券はその日の分をまとめ買いが不可、クレジットカード決済も不可です。
平日と土日祭日や祝日は30分1本のチケットの料金が違います。
1本チケット買って走ったら、また買って走るというスタイルです。
またFSWとは違って代理の人がチケットを買う事も基本禁止です。
35台が同時走行最大台数なので混んでいる日は2本連続で走れない時もたまにありますが、基本大きな公式レースがないサーキットなので比較的空いている時が多いと思います。
走行枠は2輪と4輪に分かれるだけで4輪の中でFSWのSやNSやTの様な区分はありません。
走行できる車両は基本一般道を走れるナンバー取得されている車両です、FSWよりも車両規定は緩い方向でFSWではスポーツ走行は走行不可とされる車両でも袖森ならOKと言う場合があるので問い合わせてみてください。
ピットはFSWは有料で予約出来たりしますが、袖森の場合は無料で早い者勝ちですが、混んでいる場合は1区画に2台などをお願いする事ありますので譲り合って、、、また午前と午後で2輪と4輪の枠が入れ替わる時もあるので、午前の走行が終わったら早めにピットを開けてあげる等の配慮も欲しいですね。
(ピットに装備されている電源も大きな電力を必要とするものでなければ自由に使用OKです)
ワンスマラウンジOPEN日はコントロールタワーに一番近いPit34-35をラウンジ利用者専用ピットとして開放しております。
コースインはピットを確保しても専用のコースインゲートから購入した走行券とライセンスを見せてコースインします。
走行時間中のPit-in/outは当然自由ですが、セッション中はピットロード出口からのコースインもOKです。
FSWはライセンス所持者は施設破損の免責額が設定されてますが、袖森の場合は施設破損は完全に実費となりますので注意が必要です。
コースはFSWよりは速度域が低く、中低速中心のレイアウトで1LAPのタイムはFSWからマイナス40~50秒前後くらい(86やロド等FSWで2分10-20秒で走る車両は袖森ならが1分20-30秒)、パワーのある車両だと(991GT3や600LTなどFSWで1分50-55秒前後なら袖森が1分10-15秒なので40秒マイナス)、FSWを1分45秒くらいで走る車両にならないと袖森で1分10秒を切らないのですが、そのレベルの車両はそもそもあまりコースの大きさ的に袖森は走らないですね。。。
気を付けたいのはFSWより速度域は低いですが、その分コースアウトした際は芝生や土、はたまたグラベルがあってその先はガードレールやタイヤバリア、クラッシュパッドが近いのでその点は注意。
FSWの様にコースアウトしても戻ってこれるという気持ちではトライは出来ないはずです。(FSWが特別に安全なだけなんですけどね)
ポストに入っているオフィシャルは全ポストには入ってなく、1Lapの中でメインポスト以外に4-5か所(その日によって違う)なので、オフィシャルがポストに居るポイントを知っておく必要あり、特にT3入口からT8までポスト間が長い時があるので液漏れやコースアウト車両にFSW以上に注意です。
またFSWと同様に」もしものトラブルの際にどこが安全に車を止められるか?など『速く走る為のコース習得』の前に『安全の為のコース特性把握』が必要です。(ランオフエリアやショートカットエリアを知っていると得)
次に走行上のポイントですが
まずは旗の運用で違うのは黄旗が1本提示、1本振動、2本振動の3種類ではなく常に”1本振動のみ”である点、その先の危険度の高さは予想しづらいので常に2本振動の心づもりが必要です。
音量が規定をオーバーしているとオレンジボールが提示されますが、音量は同一車両でも季節や雲の高さ、気温や湿気、風向きなどでも音量オーバーと判定される時とそうでない時があるので、音量が大きめの方は注意。
音量が原因でオレンジボールが出されたら音量を落とせる走らせ方で再出走は可能です。
チェッカー後の追い越し禁止とされていたり(実際はスロー走行している車両などは仕方ない時などあり)しますが、実質大きな違いはないですし、コースアウトした時、旗の意味合い、コース上のルールやマナーの部分はFSWと袖森のみならず世界中大きな違いはなく、コースそれぞれのローカル運用を知っていれば問題ないはずです。
ワンスマ袖森暫定ライセンスを当日取得して走行される際は初回にこの辺の事をしっかり走行前にブリーフィングして、所定に書面に必要事項を記入、内容を理解した事を誓約書にサイン頂いてから暫定ライセンスをお渡し当日走行をして頂きます。
袖森を従来からスポーツ走行をしている方と知識と見解の違いがある状態で走行をして頂く事はワンスマとしても今回特別にこういった機会を設けて頂いているサーキットさんにご迷惑を掛けてしまう事になりますのでご理解とご協力をお願いしますね!
今月のラウンジ開放日は本日ののち、26日(9:00-10:00、10:30-11:30の1時間×2本はドライブスルー走行会実施、PMがスポーツ走行でこちらの枠で暫定ライセンス使用可能です)、29日、30日。
来月は3日、11日(ドライブスルー走行会も実施予定)、23日、24日、26日、28日の予定です。
ラウンジ利用や暫定ライセンス走行のみならず、ドラサポも実施可能日がこの中にありますので興味ある方はお問い合わせください。
さて時間なのでサーキットへ向かいます。